東海住宅に入社して約4年目になります。以前は自営で20年ほどパースペクティブデザインといって完成予想図の絵を描いていました。教科書に私の絵と名前が載ったこともあります。
自営を始める前に5年ほど設計事務所に勤務していました。その後、昼間、夜間と専門学校でパースデザインを学びました。それまで設計図というと平面図で表現していたものですから、それを立体的な空間で描くことができるのは面白いなと思って、パースの世界に入っていったのです。
パースの仕事は公共施設やビルものがほとんどでした。当時のお客様は工務店や文化財団だったのですが、工務店さんだと平面図は考えていても立面を考えているところはなかったのです。当時、平面図をもとに立面図を考えていく作業をしたり、以前から住宅にも興味があり色やデザインを観てまわったりしていたことも、今の仕事に活かされています。
パースもCADの発達によってどんどんリアルになってきています。ですから、今、パースを描く上では、お客様にイメージを持っていただけるような素朴な感じを大切にしています。手描きの良さを全面的に出していこうかと考えています。
例えばチラシ用に描く場合でも、リアルなものよりお客様に想像させる余地のあるものですね。色でも曖昧な色を使うことで、お客様の発想によって発想の幅が広がるように。
こちらもポイントだけ伝えておけば、お客様は自由に発想することができるんですよね。逆に自分たちも気付かなかったポイントをお客様から言って頂ける産物も期待できますよね。
イメージスケッチの図面をお客様にお見せできるので、お客様との打合せ中に、実際にリビングに立って360度、見回わしてみて、例えば「ここに壷をおくとこのようになります」などとイメージをご提案できます。以前、手描きのスケッチ内観をファイルしてくれていたお客様もいまして、そのようなときは描いた私もとても嬉しいですよね。
住宅会社でパースを描ける人が社内にいることは少ないと思いますので、当社ではお客様に面白い提案ができると思います。大型のビルなどではなくて、一般の住宅のためにパースを描き起こすことは非常に珍しいと思いますね。
自由にやらせてもらえる環境なので、設計士としての成長も実感できます。当社には設計士が何名かいますが、それぞれ個性が全然違うんですよ。自分にないものを皆さんが持っているので、勉強になっています。エンジョイホームに来て頂ければ、個性豊かな設計士がそろっていますので、いろいろな提案が出てくる可能性がありますね。
社内の他の設計士からの影響も大きいです。彼らを超えたいなと思えば、勉強もします。建築の勉強だけでなく、生活や遊びの中でもいろいろな場所に行っていろいろなものを見たりとかすることで、その中で頭の中にアイデアのストックができるんです。
エンジョイホームのスタッフは、仕事以外でも休みの日に野球やスノーボード、釣りなど趣味で一緒に出かけたりして、仲がいいんです。その仲の良さ、チームワークが仕事にも出るんだと思いますね。
今までに印象に残っているお客様でこのような方がいます。敷地が狭くて、周囲に建物があり外が良く見えない環境だったのですが、「光と風が入って、家の中で楽しめる家にしましょう」という提案をしましたら、お客様の反応が良いんです。すると打合せがはずんで、「スキップフロアにしましょう」とか「家の中心から回りを見回せるようにしましょう」とか、だんだんお客様ものってくるんです。すると私までのってくるんです。(笑)
結局、そのお客様は、お子さんが外に出ていたのですが、家が楽しいということで、家に戻ってきたのです。家にいて楽しいというのです。「今までに見たことのないような提案をしてもらったので。」と感謝され、お歳暮とか届けて頂くんですね。普通、こちらからお歳暮を届けに行く立場なのに、逆ですよね。本当に喜んで頂けたので、私も感動しましたよね。
打合せは、工程の各段階で私とコーディネイターと現場監督が参加します。現場での打合せをする場合に、設計段階で見えなかったものが見えてきたりすると、新しいアイデアが湧いて現場で反映されたりするんです。それもお客様には楽しいみたいですね。
敷地に合った形状の建物、お客様のライフスタイルによって間取りが変わってきます。当社では完全な自由設計ですから、既定の発想の枠から外れたアイデアも最初は戸惑うかもしれませんが、ぜひ家づくりを楽しんで頂きたいですね。